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「明治日本の産業革命遺産」世界遺産登録記念銘の設置について

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年11月11日更新

 萩市では、平成27年7月5日に世界遺産への登録が決定した「明治日本の産業革命遺産」について、その価値を広く市民や観光客に向けて周知するため、萩市内にある5つの構成資産に世界遺産登録記念銘を設置することとしました。

 今回は、毛利輝元が1604年11月11日に萩城へ入城したことを記念して、4資産(萩反射炉、恵美須ヶ鼻造船所跡、萩城下町、松下村塾)に記念銘を設置しました。これら4資産が、明治日本の産業革命遺産の全23資産の中では最初の設置となります。

「明治日本の産業革命遺産」世界遺産登録記念銘(共通デザイン)

特徴

製鉄(主な素材は鉄、本体は反射炉の形をイメージ、基礎は反射炉を組み立てるレンガ)と造船(リベットは船の鋼板をイメージ)にちなんだ構成

本体素材

耐候性鋼材

基礎素材

鉱滓レンガ

規模

地上高170cm、幅80cm

銘板サイズ

高70×幅45cm

銘板に記載されている文章例(萩反射炉)

「萩反射炉は、世界遺産一覧表に記載された明治日本の産業革命遺産の構成資産の一つである。19世紀の半ば、西洋に門戸を閉ざしていた東洋の一国は、海防の危機感より西洋科学に挑戦をし、工業を興すことを国家の大きな目標として、西洋の産業革命の波を受容し、工業立国の土台を築いた。明治日本の産業革命遺産は、1850年代から1910年の日本の重工業(製鉄・製鋼、造船、石炭産業)における大きな変化、国家の質を変えた藩政期の産業化を証言している。」

反射炉 恵美須ヶ鼻
   萩反射炉                        恵美須ヶ鼻造船所跡

城下町 松下村塾
萩城下町                            松下村塾

世界遺産条約履行のための作業方針(抜粋、仮訳)

269.世界遺産一覧表登録記念銘

 資産が世界遺産一覧表に登録された場合は、締約国は、可能な限り、登録を記念する記念銘を設置すること。記念銘は、当該国の国民及び外国からの訪問者に向けて、訪れた資産が国際社会に認定された特別の価値を有することを周知することを目的とする。言い換えれば、当該資産は特別な存在であり、一国のみに留まらず世界全体にとって価値あるものである。しかしながら、これら記念銘は、世界遺産条約について、少なくとも世界遺産の概念と世界遺産一覧表について、一般市民に周知するという役割をあわせ持つ。