世界遺産登録2周年記念 萩初 英語版公式ガイドブック「萩の世界遺産」を出版!
平成27年7月に萩市の5つの構成資産を含む「明治日本の産業革命遺産―製鉄・製鋼、造船、石炭産業―」が世界遺産に登録されてから、今年で2周年を迎えます。萩市ではこれを記念して、英語で「萩の世界遺産」を知り、楽しむことができる公式ガイドブックを出版します。これは、本年4月に(一社)萩ものがたりから発行された『萩の世界遺産―日本の工業化初期の原風景―』を英訳したものです。構成資産を擁する8県11市のなかで、本格的な英語版の公式ガイドブックを作成したのは、萩市が初めてとなります。
英語版公式ガイドブック「萩の世界遺産」
英語タイトル
The Hagi World Heritage Sites
―The Original Landscape of Japanese Industrialization―
サイズ
A5判、72ページ
発行部数
1,000部
販売価格
620円(税込み)
発売日
平成29年6月23日(金曜日)
販売所
萩・明倫学舎売店、萩博物館ミュージアムショップ、萩市文化財保護課
元となる日本語原稿と翻訳者
日本語原稿は「萩ものがたり」シリーズで本年4月に出版された『萩の世界遺産―日本の工業化初期の原風景―』です。著者は、萩博物館主任学芸員、道迫真吾です。
翻訳者は、萩市企画政策課所属の国際交流員、オティリアー・スティーヴェンズです。オティリアーは、世界遺産ビジターセンターの展示パネルの翻訳も担当しました。
目的・特徴
萩・明倫学舎2号館の世界遺産ビジターセンターでは、萩反射炉ほか萩の5つの構成資産の説明を英語でも読むことができます。しかし、展示パネルの文章をすべて読むとかなりの時間を要します。そこで、萩の世界遺産をストーリー的に紹介するガイドブックを作成し、外国人来訪者が楽しく理解できる環境を整えることを目的としました。
日本史は外国人にとっては理解しにくい部分があるため、著者と翻訳者で打ち合わせを重ねて日本語原稿を加筆修正しました。その結果、外国人だけではなく英語を学習する高校生にもお勧めできる、わかりやすい内容としました。