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「帆船みらいへ」体験航海イベントを実施しました

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年10月22日更新

現代の丙辰丸・庚申丸がやってくる! 「帆船みらいへ」体験航海イベントを実施しました

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10月10日(土)、11日(日)の2日間、世界文化遺産登録5周年記念事業として、幕末の恵美須ヶ鼻造船所で造られた丙辰丸の構造(スクーナー船)に近く、庚申丸の大きさ(44m)に近い帆船「みらいへ」の体験航海イベントを実施しました。

オープニングセレモニー

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今回のイベント主催者である、萩市世界遺産活用推進協議会によるオープニングセレモニーが行われました。

船内見学【10月10日(土)】

午前と午後の2回、停泊している「みらいへ」の中を見学することができました。

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ここは、船の主な操作を行う「ブリッジ」という場所です。

(ブリッジという名前は、外輪船の時代に、この場所に船全体が見渡せる橋状の構造物が置かれていた名残だそうです。)

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寝室や調理場などの部屋が多くあり、見学された方々も予想以上の広さに驚いていました。

セイルドリル【10月10日(土)】

ロープを引っ張り、帆を開いたり閉じたりする「セイルドリル」の体験を行いました。

引っ張るときの掛け声は「ツー・シックス・ヒーブ!」です。

(昔の帆船には大砲が積んであり、砲撃の度に反動で後退するため引っ張って元に戻していたそうです。大砲1つにつき6人がついており、2番と6番の人が引っ張る役割だったため、この掛け声が浸透したと言われています。)

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↑ロープを引っ張る様子

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8枚すべての帆が開きました!この状態をフルセイルと言います。

夜間ライトアップ

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夜間には、ライトアップを行いました。昼間とは違う一面を見ることができました。

体験航海【10月11日(日)】

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実際に船に乗り、菊ヶ浜沖まで航海しました。

(写真赤丸部分は、出航場所の道の駅しーまーと付近です。)

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バウスプリット渡りといって、船の先端まで歩くことができました。すぐ下は海が見える状態でドキドキでしたが、皆さんとても楽しまれていました。

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指月山まで来ました。普段はあまり見れない山の裏側を見ることができました。

恵美須ヶ鼻造船所跡 発掘現場見学会

現在、発掘調査が行われている恵美須ヶ鼻造船所跡では、埋蔵文化財専門員による現場見学・説明会が行われました。

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当日の説明会の資料はこちらからご覧になることができます。

恵美須ヶ鼻造船所跡 現地見学会 資料 [PDFファイル/391KB]

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造船所跡からも「みらいへ」が沖に出ていく様子が見られました。

少しの間ですが、160年前の恵美須ヶ鼻造船所の様子を実体験することができました。