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「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」 釜石エリア

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月24日更新

明治日本の産業革命遺産ロゴマーク 

釜石エリア

初めて鉄の連続生産に成功

 釜石エリアは時代順に第4番目のエリアで、岩手県釜石市にあります。構成資産は「橋野高炉跡及び関連遺跡」で、3基の洋式高炉の遺構のほか、鉄鉱石の採掘場跡や運搬路跡などの関連遺跡も含まれています。
 橋野高炉跡は、鉄鉱石を使った西洋式の高炉技術を導入し、日本の伝統的な製鉄技術と融合して鉄の連続生産に成功した証拠を示すもので、この成功により釜石は、近代日本の鉄鋼産業発祥の地となりました。その際、西洋技術の伝達は薩摩藩から水戸藩を通じて行われ、この成功が後の八幡製鉄所へと至る近代製鉄の完成への流れの発端となりました。

 橋野高炉跡
橋野高炉跡(三番高炉)
安政5年(1858)建造