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令和3年12月定例会 市長報告(追加)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年12月28日更新

3.子育て世帯に対する給付について

〇先般、国においては、目の前の新型コロナウイルス感染症の困難を乗り越え、ポストコロナの未来を切り拓くことで、国民の皆様に安心と希望を届ける「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」を閣議で決定されました。

〇本対策では、子育て世帯に対して子ども1人当たり10万円相当の給付を行い、そのうち5万円については、現金で迅速に支給を開始することとされております。
 萩市においても速やかに対応するため、本定例会に、関連する予算案を追加で提出しておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

4.萩保健医療圏における中核病院の形成に向けた取組について

〇中核病院に関する検討については、市内の医療関係者と市民代表の皆様で構成する中核病院協議会を7月に設置し、これまで4回の会議で検討、協議を重ねられ、去る10月28日に結果についてご報告をいただいたところであります。
 報告では、財政面や医師確保に関する不安や、中核病院そのものに対する反対の意見もありましたが、人口が減少しても地域に必要な医療は守るべきであり、地域医療の拠点としての役割を担う中核病院は必要との意見が大多数であったとのことでした。
 中核病院を形成する手法としては、萩市民病院と都志見病院が統合し、一定の規模や機能を有した中核病院を形成する手法以外の具体的な提案はなかったとのことでありました。
 また、財政負担に関しては、今後、専門家を交えた別の場や市議会でしっかりと議論をお願いしたいこと、加えて、協議会における委員の意見を踏まえ、市としての方針を速やかに決定し、中核病院の形成に向けた議論を進めるとともに、持続可能な医療体制の構築に、行政、市議会、関係機関、市民が一体となって取り組まれるよう努めてもらいたいとの要請を受けました。

〇この報告を受け、内部での検討や関係機関との調整を進めてきた結果、将来にわたり、市民の皆様が萩市において安心して暮らせる医療を提供できるよう、市の方針として「萩市民病院と都志見病院の統合による中核病院の形成に向けて検討を進めていく」ということを、ここにご報告させていただきます。
 この協議会での議論や医師会等の関係者との協議を通して、私自身、地域医療の現状と課題、中核病院について理解を深めることができました。一方、この間、中核病院形成に関する具体的な検討が中断したことにより、不安を感じられた市民や関係者の皆様には申し訳なく思っているところであります。

〇今回お示しした方針は「2病院の統合による中核病院の形成に向けた検討を進めていく」というものであり、「統合そのものを決定する」ものではありません。「統合の決定」に至るには、様々な取決めや、条件面での合意等を行う必要があります。
 前市長のもと、中核病院形成検討委員会で検討、協議を重ねられ、確認された事項などは十分に尊重し、今後、両病院間での具体的な協議と併せて、医師会など関係機関と連携しながら検討を進めてまいります。
 また、検討状況については、引き続き、市議会をはじめ市民の皆様にも丁寧にご説明し、中核病院づくりに向けてしっかりと取り組んでまいります。
 関連する補正予算を本定例会に追加で提出したところでありますが、今後、段階に応じて必要となる予算や条例等を審議いただくこととなりますので、ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。