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令和4年6月定例会 市長報告

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年7月13日更新

1.新型コロナウイルス感染症感染拡大防止について

〇 全国的に、新規感染者数は減少傾向にあるものの、依然として、感染者の確認が続いており、感染者数の推移には、今後も注意が必要とされております。
山口県におきましては、30歳代以下を中心に新規感染者が確認されるなど、予断を許さない状況にあります。
萩市では、基本的対処方針に基づき、感染対策を徹底しつつ、感染拡大防止と社会経済活動の両立に向けた取組を進めているところであります。
市民や事業者の皆様におかれましては、基本的な感染予防対策を徹底するなど、感染防止に努めていただきますよう、引き続き、ご理解とご協力をお願いいたします。

〇 ワクチン接種は、発症と重症化を予防する効果があり、追加接種により、その効果が持続できるとされております。
萩市では、医師会をはじめとする医療関係者の皆様の多大なるご協力により、これまでに7割を超える方が3回目の接種を受けられました。
60歳以上の方及び基礎疾患をお持ちの方等への4回目の接種につきましても、これまでと同様、希望される方が速やかに接種できるよう、現在、準備を進めているところであります。
なお、本定例会に、関連する予算案を提出しておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

2.原油価格及び物価の高騰等に伴う萩市の緊急経済対策について

〇 本年のゴールデンウイークは、3年ぶりに行動制限もなく、全国的に人出が増加したとの報道がございました。
萩市におきましても、観光客の姿が目立ち、多くの観光施設で来場者が前年を上回り、にぎわいが戻りつつあります。
また、中止や延期を余儀なくされていたイベントや行事につきましても、実施方法や内容等に工夫を凝らすなど、主催者をはじめとする市民の皆様のご尽力により、開催されております。
改めて、市民の皆様の元気や活力の源となるイベントや行事を開催できる喜びとともに、新しい生活様式の実践により、着実にウイズコロナの段階に切り替わりつつあることを実感いたしております。

〇 一方で、長期化するコロナ禍の影響に加え、原油価格や物価の高騰など、市民生活や地域経済への更なる影響が懸念されているところであります。
萩市といたしましても、国の動きに即応し、コロナ禍において原油価格や物価の高騰等の影響を受けている市民や事業者の皆様に寄り添い、負担軽減を図るための緊急対策を講じ、迅速かつ適切に、支援を行ってまいりたいと考えているところであります。

〇 本定例会におきましては、市民の皆様の消費を喚起し、生活支援につながるようプレミアム付商品券の発行に係る事業をはじめ、仕入価格等の上昇により利益が減少している中小企業者等に対しまして支援金を支給する事業、一次産業事業者に対しまして農業用肥料や漁船用燃料の購入を支援する事業、市立保育所や児童クラブ、市立小中学校における給食用食材価格の高騰に対応する事業、市内宿泊者に対しまして市内観光施設や飲食店、土産物店等で利用できるクーポンを配布する事業などに関連する予算案を提出しておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

〇 引き続き、国や県の動向を注視しつつ、「がんばろう萩!」を合言葉に、社会経済活動の回復を図り、「明るく元気な萩市」の実現に努めてまいります。

3.令和3年度各会計の決算概況について

○ まず、一般会計につきましては、歳入歳出の差引額が15億1,482万円となり、このうち繰越明許費による翌年度へ繰り越すべき財源が2億1,742万1千円でありますので、実質収支は12億9,739万9千円となり、黒字決算となりました。
国から地方交付税が増額措置されたことやコロナ禍におきまして各事業の執行を停止せざるを得なくなったこと、予算執行段階での財源確保に努めたことなどから、財政調整基金を取り崩すことなく決算を行うことができました。

○ 令和3年度各会計の決算状況は別表のとおりであります。
一般会計及び6つの特別会計におきまして、資金不足の発生もなく決算を行うことができました。

○ 新型コロナウイルス感染症の動向や、これに対応する地方財政措置など、地方財政を取り巻く環境は、先行きが不透明な状況が続いておりますが、引き続き、健全な財政運営に努めるとともに、市民が安心して社会生活を営むことができる環境づくりや、各種の政策課題に取り組んでまいります。
別表