ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
ホーム > 市長室 > 令和3年6月定例会 市長報告

令和3年6月定例会 市長報告

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年6月11日更新

1.新型コロナウイルス感染症予防について

〇全国の新規感染者数は、5月中旬以降、減少傾向にあったものの、増加・高止まりの地域も見られ、予断を許さない状況にあったことから、国は、9都道府県を対象とした緊急事態宣言、また、5県を対象としたまん延防止等重点措置について、6月20日まで期間を延長し、感染拡大防止のための施策を推進しています。
 山口県においても、感染力の強い変異株の影響等により、クラスターが広範に多発するなど、感染者が増大を続け、医療提供体制への負荷が高まっていることから、感染拡大防止に向けた集中対策を6月20日まで実施しています。
 こうした中、市民の皆様、事業者の皆様におかれましては、感染予防対策の徹底等にご協力いただき、心から感謝申し上げます。
 本市においても、5月以降に6例、これまでの合計で13例の感染者が確認されており、より一層緊張感を持って、感染拡大防止に向け、全力で取り組んでまいります。

〇感染症対策の決め手として期待の高いワクチン接種については、65歳以上の高齢者の方を対象に、5月10日からは、かかりつけ医等の医療機関での個別接種を開始し、さらに30日からは、萩市民館等の市施設での集団接種を開始したところであります。
 今後は、高齢者以外で基礎疾患を有する方と高齢者施設等で従事されている方、さらに、それ以外の一般の方に対し、順次接種を受けていただけるよう取り組んでいます。
 接種に際しては、市から市民の皆様へ、事前に、ワクチン接種券であるクーポン券を送付しています。
 ワクチン接種を円滑に進めるためには皆様のご理解が不可欠です。接種順位に応じ、接種時期を設定するとともに、予約の集中をなるべく避けるため、一般の方については、年齢階層ごとに予約開始時期を分けていますので、ご協力をお願いいたします。
 高齢者の方は7月末まで、一般の方は9月末までを目途に、希望する全ての皆様が、迅速かつ円滑に接種を受けられるよう、引き続き、関係機関と連携して取り組んでまいります。

2 .令和2年度各会計の決算概況について

〇まず一般会計につきましては、歳入歳出の差引額が9億3,055万1千円となり、このうち繰越明許費による翌年度へ繰り越すべき財源が3億5,103万9千円でありますので、実質収支は5億7,951万2千円となり、黒字決算となりました。
 また、予算執行段階での財源確保や歳出削減に努めたことなどから、財政調整基金を取り崩すことなく決算を行うことができました。

〇令和2年度各会計の決算状況は別表のとおりです。一般会計及び6つの特別会計において、資金不足の発生もなく決算を行うことができました。

〇新型コロナウイルス感染症の動向や、この影響の対策に対応する地方財政措置など、地方財政を取り巻く環境は、先行きが不透明な状況が続いていますが、引き続き、健全な財政運営に努めるとともに、市民が安心して社会生活を営むことができる環境づくりや、各種の政策課題に取り組んでまいります。
別表