令和7年9月定例会 市長報告
印刷用ページを表示する 掲載日:2025年9月3日更新
1.伝統的建造物群保存地区制度創設50周年について
○ 本年は、伝統的建造物群保存地区制度の創設から50年の節目となります。これを記念し、去る7月3日、京都市において、最初に重要伝統的建造物群保存地区に選定された7地区5自治体の首長によるパネルディスカッションが開催され、私もその一人として、萩市の現状や取組につきまして発信いたしました。
○ 萩市は、本制度の創設に先駆け、歴史的景観保存条例を制定するとともに、これまでに全国でも最多となる4地区の選定を受け、先進的かつ積極的に歴史的な町並みの保存に取り組んでまいりました。
市民の皆様とともに積み重ねた長年にわたる努力は「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録へと実を結び、土塀と夏みかんに象徴される萩城下の町並みは、未来へ引き継ぐべき人類共通の遺産として認められました。
○ 萩市の伝統的建造物群保存地区の核心的な価値は、今もなお、そこに人々の営みと文化が息づき、「保存」と「活用」の両立が図られながら引き継がれている点にあります。
秋には、世界文化遺産登録10周年を記念したシンポジウムを開催し、萩城下町をはじめとする構成資産を継承する意義を発信するとともに、萩市ならではの体験プログラムを提供する「萩まちじゅう博覧会」を展開し、自然や産業などの分野も含めた資源の活用促進を図ってまいります。
こうした取組を通じて、伝統的建造物の価値と魅力を発信するとともに、多様な活用を促し、美しい町並みを未来へつなげていきたいと考えておりますので、引き続き、市民の皆様はもとより関係者の皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
○ 萩市は、本制度の創設に先駆け、歴史的景観保存条例を制定するとともに、これまでに全国でも最多となる4地区の選定を受け、先進的かつ積極的に歴史的な町並みの保存に取り組んでまいりました。
市民の皆様とともに積み重ねた長年にわたる努力は「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産登録へと実を結び、土塀と夏みかんに象徴される萩城下の町並みは、未来へ引き継ぐべき人類共通の遺産として認められました。
○ 萩市の伝統的建造物群保存地区の核心的な価値は、今もなお、そこに人々の営みと文化が息づき、「保存」と「活用」の両立が図られながら引き継がれている点にあります。
秋には、世界文化遺産登録10周年を記念したシンポジウムを開催し、萩城下町をはじめとする構成資産を継承する意義を発信するとともに、萩市ならではの体験プログラムを提供する「萩まちじゅう博覧会」を展開し、自然や産業などの分野も含めた資源の活用促進を図ってまいります。
こうした取組を通じて、伝統的建造物の価値と魅力を発信するとともに、多様な活用を促し、美しい町並みを未来へつなげていきたいと考えておりますので、引き続き、市民の皆様はもとより関係者の皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
2.夏の諸行事について
○ 本年は観測史上最も早く梅雨が明け、例年より20日以上も前倒して夏が訪れました。長く、酷暑の夏ではありますが、関係者の皆様のご尽力により、市内各所で活気あふれる催しが開催されております。
○ 夜空を彩る7,000発の花火で幕を開けた萩夏まつりでは、2日目の「萩アオハル祭」と3日目の「吉田町まつり」において、実に6年ぶりとなる歩行者天国が復活いたしました。
広場に設けられたステージや沿道に並ぶ露店が賑わう中、人々が行き交う通りに踊り車、お船謡、みこしが繰り出すと、祭りは一層の盛り上がりを見せておりました。この伝統行事を間近で囲む観衆の熱気と声援は、演者の皆様にとっても大きな励みになったことと存じます。
萩夏まつりの来場者数は3日間で延べ10万人と、近年最高の人出となりました。歩行者天国の実現をはじめ、盛況を呈した祭りの運営にご尽力をいただきました萩商工会議所、萩商工会議所青年部、山口県飲食業生活衛生同業組合萩支部をはじめとする関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。
○ また、須佐夏まつりを毎年歌声で盛り上げていただいている萩ふるさと大使のきただにひろしさん、伏馬山の麓一面に33万本ものひまわりを咲かせておられる、むつみひまわり咲かせ隊の皆様をはじめ、各地区の祭りや盆踊りなどの運営にご尽力いただいている方々に御礼申し上げます。
多くの皆様の並々ならぬご努力により、毎週のように市内各所で開催される夏の諸行事は、市内外から集う人々の交流による活力創出の貴重な機会であるとともに、地域の元気の象徴であると捉えております。皆様の取組とともに、明るく元気で笑顔のある萩を目指してまいりますので、引き続き、ご尽力を賜りますようお願い申し上げます。
○ 夜空を彩る7,000発の花火で幕を開けた萩夏まつりでは、2日目の「萩アオハル祭」と3日目の「吉田町まつり」において、実に6年ぶりとなる歩行者天国が復活いたしました。
広場に設けられたステージや沿道に並ぶ露店が賑わう中、人々が行き交う通りに踊り車、お船謡、みこしが繰り出すと、祭りは一層の盛り上がりを見せておりました。この伝統行事を間近で囲む観衆の熱気と声援は、演者の皆様にとっても大きな励みになったことと存じます。
萩夏まつりの来場者数は3日間で延べ10万人と、近年最高の人出となりました。歩行者天国の実現をはじめ、盛況を呈した祭りの運営にご尽力をいただきました萩商工会議所、萩商工会議所青年部、山口県飲食業生活衛生同業組合萩支部をはじめとする関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。
○ また、須佐夏まつりを毎年歌声で盛り上げていただいている萩ふるさと大使のきただにひろしさん、伏馬山の麓一面に33万本ものひまわりを咲かせておられる、むつみひまわり咲かせ隊の皆様をはじめ、各地区の祭りや盆踊りなどの運営にご尽力いただいている方々に御礼申し上げます。
多くの皆様の並々ならぬご努力により、毎週のように市内各所で開催される夏の諸行事は、市内外から集う人々の交流による活力創出の貴重な機会であるとともに、地域の元気の象徴であると捉えております。皆様の取組とともに、明るく元気で笑顔のある萩を目指してまいりますので、引き続き、ご尽力を賜りますようお願い申し上げます。
3.萩ふるさと大使の就任について
○ 去る8月17日、直木賞作家である伊与原新先生に、萩ふるさと大使にご就任いただきました。
先生が第172回直木三十五賞を受賞された「藍を継ぐ海」に所収の「夢化けの島」の舞台が見島であり、萩焼を題材とされたことが、この度のご縁となったものでございます。
○ 約3年前に先生よりご連絡をいただき、見島土に関する資料提供や見島での取材活動などにおいて、微力ながら協力させていただきました。
こうした貴重な機会に恵まれましたのも、萩ジオパーク活動を広く発信いただいております萩ジオパーク推進協議会の皆様をはじめ関係者の皆様のご尽力の賜物でございます。
この場をお借りいたしまして、皆様に深く感謝申し上げます。
○ 萩ふるさと大使への就任に当たり、先生から「今回の小説は、私が書いたというより、萩と見島が書かせてくれたという感覚です。この素晴らしい体験を、微力ながら皆さんに伝えていきたいと思います。」と、先生の穏やかな人柄が伝わる中にも、心強いお言葉をいただきました。
また「見島は本当に美しく、観光資源としてもっと人が訪れるべきところです。」ともおっしゃられ、今後、見島の観光ツアー造成に当たり助言をいただくことを計画しているところです。
○ 現在、先生をはじめ17名の方々に萩ふるさと大使にご就任いただき、各分野における様々な活動を通じて、萩を応援いただいております。
引き続き、大使の皆様のお力添えをいただき、萩の魅力発信に努めてまいります。
先生が第172回直木三十五賞を受賞された「藍を継ぐ海」に所収の「夢化けの島」の舞台が見島であり、萩焼を題材とされたことが、この度のご縁となったものでございます。
○ 約3年前に先生よりご連絡をいただき、見島土に関する資料提供や見島での取材活動などにおいて、微力ながら協力させていただきました。
こうした貴重な機会に恵まれましたのも、萩ジオパーク活動を広く発信いただいております萩ジオパーク推進協議会の皆様をはじめ関係者の皆様のご尽力の賜物でございます。
この場をお借りいたしまして、皆様に深く感謝申し上げます。
○ 萩ふるさと大使への就任に当たり、先生から「今回の小説は、私が書いたというより、萩と見島が書かせてくれたという感覚です。この素晴らしい体験を、微力ながら皆さんに伝えていきたいと思います。」と、先生の穏やかな人柄が伝わる中にも、心強いお言葉をいただきました。
また「見島は本当に美しく、観光資源としてもっと人が訪れるべきところです。」ともおっしゃられ、今後、見島の観光ツアー造成に当たり助言をいただくことを計画しているところです。
○ 現在、先生をはじめ17名の方々に萩ふるさと大使にご就任いただき、各分野における様々な活動を通じて、萩を応援いただいております。
引き続き、大使の皆様のお力添えをいただき、萩の魅力発信に努めてまいります。
4.令和7年度市財政の見通しと財政の健全化指標について
○ 令和7年度萩市一般会計補正予算の提案に当たり、今後の財政見通しを申し上げ、財政運営につきましてご理解とご協力をいただきたいと存じます。
○ まず、令和7年度の当初予算は3月に市長選挙を控えていたことから、市民生活に直結する扶助費などの義務的経費や一般行政経費、そして投資的経費等は継続事業を中心とした予算編成でありました。
このため、市長選挙を経た後の6月補正予算において、新規事業や政策的経費等を追加計上し、市民生活の向上と市勢発展のために必要な通年予算といたしました。
○ 財政の見通しにつきましては、今なお物価高騰の動向が不透明であり予断を許さない状況にあることから、今後も必要な対策を的確に判断し、予算措置を行うとともに、その財源確保に努めてまいる所存であります。
○ 本年度の普通交付税額につきましては、110億318万9千円に確定され、前年度の当初決定額より1億7,025万4千円の増加となりました。一方で、普通交付税の振替措置である臨時財政対策債は、発行しないこととされたため、前年度から4,050万円の減少となっております。
なお、今後、算定が本格化する特別交付税につきましては、その確保に最大限努力するとともに、引き続き、市税をはじめとする歳入の確保に努め、予算計上した財政調整基金の取崩しの抑制を図ってまいります。
○ 次に、本年度公表の「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づく財政の健全性に関する比率につきましては、いずれの指標も健全段階を示しております。
一方で、今後も一般財源が減少する厳しい状況が続くことが見込まれるため、収支のバランスにも十分配慮し、引き続き、健全な財政運営に努めてまいります。
○ まず、令和7年度の当初予算は3月に市長選挙を控えていたことから、市民生活に直結する扶助費などの義務的経費や一般行政経費、そして投資的経費等は継続事業を中心とした予算編成でありました。
このため、市長選挙を経た後の6月補正予算において、新規事業や政策的経費等を追加計上し、市民生活の向上と市勢発展のために必要な通年予算といたしました。
○ 財政の見通しにつきましては、今なお物価高騰の動向が不透明であり予断を許さない状況にあることから、今後も必要な対策を的確に判断し、予算措置を行うとともに、その財源確保に努めてまいる所存であります。
○ 本年度の普通交付税額につきましては、110億318万9千円に確定され、前年度の当初決定額より1億7,025万4千円の増加となりました。一方で、普通交付税の振替措置である臨時財政対策債は、発行しないこととされたため、前年度から4,050万円の減少となっております。
なお、今後、算定が本格化する特別交付税につきましては、その確保に最大限努力するとともに、引き続き、市税をはじめとする歳入の確保に努め、予算計上した財政調整基金の取崩しの抑制を図ってまいります。
○ 次に、本年度公表の「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づく財政の健全性に関する比率につきましては、いずれの指標も健全段階を示しております。
一方で、今後も一般財源が減少する厳しい状況が続くことが見込まれるため、収支のバランスにも十分配慮し、引き続き、健全な財政運営に努めてまいります。