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令和8年6月定例会 市長報告

印刷用ページを表示する 掲載日:2026年6月17日更新

1.中核病院の形成について

○ 去る5月1日、都志見病院を運営する医療法人医誠会より「中核病院形成と当院の方針について」が公表されました。
 その概要は「医療法人医誠会は、萩市民病院との経営統合による中核病院形成について、萩市と継続的に協議を行ってきた。しかしながら、2病院の統合という枠組みのまま協議を継続することは、病院運営に支障をきたし、ひいては地域医療に深刻な影響を及ぼすおそれがあると考え、統合協議からいったん距離を置き、経営改善に主軸を移すべきと判断した。中核病院形成を断念したわけではなく、その目標に向けて経営改善に取り組む方針であることをご理解いただきたい。」というものでした。

○ 萩市といたしましては、萩医療圏の医療体制を維持していくためには、地域医療構想調整会議で決定した2病院の統合による中核病院形成が最善の方法と考え、これまで長期間にわたり医療法人医誠会と協議を行ってきました。
 しかしながら、これ以上、双方の考え方の隔たりを縮めることは難しく、このまま合意に至らずに時間が経過することは、病院経営をさらに悪化させることにもつながりかねないことから、統合協議から一旦距離を置くとの医誠会の判断を尊重することといたしました。

○ 医療法人医誠会におかれましては、これまで中核病院形成の議論に真摯に取り組んでいただきましたことに対し、敬意を表しますとともに、多大なご負担をおかけしたことに対し、お詫び申し上げます。
 今回の医療法人医誠会の判断を踏まえ、両病院を含む萩医療圏の医療機関による連携や再編、集約化など、萩医療圏の新たな医療体制について、関係機関による議論が必要になります。萩市といたしましては、2040年を見据えた次期地域医療構想の方針に沿って、地域にふさわしい持続可能な医療提供体制の構築に向け、山口県、山口大学医学部附属病院、萩市医師会など関係機関と協議を行ってまいります。

2.台湾訪問について

○ 本年は、台北市士林区との友好都市提携10周年の節目にあたります。これを記念し、両都市の交流を一層深めるとともに友好の輪を一段と広げるため、去る5月19日から22日にかけ、総勢30名の萩市民号により台湾を訪問いたしました。

○ 士林区では、台湾教育の聖地とされる芝山巌にあり、吉田松陰先生の甥にあたる楫取道明先生の墓所を訪れ、献花を捧げてまいりました。
 この地で教育に情熱を注いだ道明先生ら6人の日本人教師は、今なお「六氏先生」として敬愛され、地元の方々によって大切に墓所が守られていました。参拝にあたり、260段もの石段を登る中で、長年にわたる皆様の想いを肌で感じ、両都市の歴史的な絆を改めて認識した次第であります。
 また、士林区をはじめ、その近隣自治体である宜蘭市、新竹市へ表敬訪問を行うとともに、各都市で首長や観光関係者などを招いた交流会を開催いたしました。
 各都市から多大なる歓迎を受けるとともに、萩市訪問の意向をいただき、観光、経済、教育といった幅広い分野において、交流の深化や拡大への手応えを得ることができました。

○ 都市交流は、行政にとどまらず市民や各業界へと輪を広げ、経済の活性化や観光振興へ効果を波及させることが大切です。今後とも友好関係を育むとともに、交流を通じて萩市の魅力を伝え、台湾から多くの方にお越しいただけるよう努めてまいります。

3.令和7年度各会計の決算概況について

○ 一般会計につきましては、歳入歳出の差引額が6億7,682万7千円となり、このうち繰越明許費によります翌年度へ繰り越すべき財源が2億5,153万5千円でありますので、実質収支は4億2,529万2千円となり、黒字決算となりました。
 最終予算では財政調整基金繰入金を12億6,348万円計上しておりましたが、財政調整基金を取り崩すことなく決算を行うことができました。

○ 令和7年度各会計の決算状況は別表のとおりであります。
 6つの特別会計におきましても、資金不足の発生はなく決算を行うことができました。

○ 長期化する物価高騰の動向や、これに対応する地方財政措置など、地方財政を取り巻く環境は、先行きが不透明な状況が続いておりますが、引き続き、健全な財政運営に努めるとともに、市民の皆様が安心して社会生活を営むことができる環境づくりや、様々な政策課題に取り組んでまいります。